手賀沼とその周辺の車軸藻類

2002.11.(最終更新 2023.1)

個々の種の説明は「車軸藻とは」→「いろんな車軸藻」のページをみて下さい
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千葉県の北西部にある手賀沼は、かつては10種類の車軸藻 が記録され、車軸藻類に限らず水草の宝庫だったのですが、水質の悪化により、現在は車軸藻類は絶滅したとされています。

しかし、手賀沼から車軸藻類がいなくなったのはまだそんなに昔の事ではないはずです(1960年代後半以降)。
それなら手賀沼の泥中には、まだ昔の卵胞子が生きていて、適当な環境に置けば芽が出てくるのではないか。と考え、手賀沼(およびその周辺部)の泥を培養してみることにしました(1998年〜 )。

現在のところ3種類の車軸藻類が手に入っています。

 チャボフラスコモ(絶滅危惧1類)

 テガヌマフラスコモ(絶滅)

 ケナガシャジクモ(絶滅危惧1類)


また、手賀沼周辺の田んぼ等には、手賀沼本体では絶滅した車軸藻が
生き残っている場合もあるかと考え、調査を始めています。
現在のところ下記の3種類の生息を確認しています。

 シャジクモ(絶滅危惧1類)

 ミルフラスコモ

 オトメフラスコモ(絶滅危惧1類)