手賀沼の泥からの藻体再生(2000年)

2000年4月4日、森嶋&佐野で手賀沼本体及び周辺の田んぼ(大津川流域)から泥を採集して来ました。手賀沼5ケ所、田んぼ1ケ所、計6ケ所です。

泥をとってるところです

もうちょっと早くやればこんなに水はなかったのに、でも4月になったから水がぬるくて助かるなあなどといいながらスコップで泥を掘るのでした。ヒバリもないて、うららかな春の日でありました。

目的は埋土卵胞子から藻体を手に入れること。柳の下にドジョウは何匹いるのか???。

バケツに泥が入っているのです プラスチックのバケツに入れ、空き教室にて乾燥させる(放置してるだけ)。

4月18日
泥を新聞紙の上にひろげて、更に乾燥。

新聞に広げる

5月8日(地点6(田んぼ)のみ5/12)
生物実験室窓際に置いた6個の水槽にそれぞれの地点の乾いた泥を入れて、水を入れる。

水槽に入れる
上の写真は5/22撮影。さっそくイネ科の植物が芽をだしている

結果

6/26までに6地点中5地点から車軸藻類が出て来ています。

地点1
種名の不明なフラスコモ(?)一本
地点2
フラスコモ(種名不明)一本(テガヌマ?)。
地点3
オトメフラスコモ(多数)、シャジクモ(一本)、ケナガシャジクモ(一本)
地点4
フラスコモ(種名不明)一本(テガヌマ?)。
地点5
車軸藻類は出ない。
地点6
シャジクモ、ミルフラスコモ

ケナガシャジクモはまず間違いないと思いますが、残りのフラスコモは??。


車軸藻類以外

当然のことではありますが、車軸藻以外にも植物は出てきます。その中で種名の見当がついた物は、

コウガイモ(地点2)
ミズワラビ(地点6)
コナギ(地点6)です。