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手賀沼の泥から出た植物


コウガイモ  Vallisneria denseserrulata

特徴

 リボン状の葉が根生する。
 葉の基部から長い花茎を伸ばし、水面に浮かぶ(雌花)。
 受粉後、花茎はらせん状にねじれて縮み、雌花は水中に引き込まれて結実する。
 (以上、「セキショウモ属 Vallisneria」の特徴)

 走出枝に微細な突起があり、手で触るとざらつく。
 秋になると走出枝の先端に1〜3cmの笄(こうがい)状の殖芽を
 形成して越冬する。

(参考:「日本水草図鑑(角野康郎 1994 文一総合出版)」)

プラ水槽で こんなふうにわさわさ茂って来ました。
全体像
葉の先端 葉の先端。
花(雌花?) 花(雌花?)。
走出枝 走出枝 とげが出ている。
 この走出枝で、(イチゴのように)どんどん周囲に勢力を拡大する。
殖芽 走出枝の先端の殖芽。

(写真撮影:2000.9.20)


ちなみに笄(こうがい)とは、「日本髪の髷(まげ)にさす髪飾り」のことだそうですが、殖芽を見てもピンとこないです。こんな形の髪飾り?「コウガイビル」が笄だってのは分かる気がするが。

手賀沼には自生しているのだろうか?
夏に泥の採取地点を見た時は、水位が上がっていて分かりませんでした。


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