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ガシャモク再生池の調査(2002年〜04年)

2004.7.更新


国土交通省が整備した、「ガシャモク再生池」の植生調査に参加しました(2002.8.26)。
この池は手賀川高水敷(手賀沼の一部といってよい)にこの年の3月に、4m×40m、水深2mほどに四角く掘った池を2つ作り、埋土種子があると思われる土を播いてみた というものです。
今回は水深50センチ程まで水を抜いて調査を行いました。

これが、まあ、まあ、ササバモなどがびっしりはえていると思うと、黒々と車軸藻類の群落があり、フィールドの経験がほとんどない私としては息を飲む程のすばらしさ。
手賀沼って・・・・すごい。
また、この豊かな群落と、沈水植物が一種も見られない現状とのギャップ・・・・。

確認された沈水植物
   車軸藻以外
     ガシャモク インバモ ササバモ ムサシモ イバラモ コウガイモ
   車軸藻類
     シャジクモ アメリカシャジクモ エリナガシャジクモ カタシャジクモ
     チャボフラスコモ、オトメフラスコモ
     未同定5種程度(ジュズフラスコモ? ナガホノフラスコモ?など)

車軸藻類については1964年の10種を軽くしのぐか?という勢いで、こちらの能力不足で同定にいたらなかったものもあり、たぶん見落としたものもあるでしょうし、もう言葉もない(一緒に調査したかたがたには大変迷惑をかけました)。


1年後、再び調査に参加(2003.8.18)。
予想はしていましたが底質はずいぶんヘドロっぽくなり、、、、。

確認された沈水植物
   車軸藻以外
     ガシャモク、ササバモ、インバモ、コウガイモ
   車軸藻類
     シャジクモ、カタシャジクモ、オトメフラスコモ

去年同定しそこなったものを見たかったのですが、残念。いい状態を維持するのはかなり難しいことなのでしょうが、、、。


そして、また一年後(2004.7.12)
底質はヘドロ化し、インバモがかろうじて何本か生えているもののほとんど茎だけ、ガシャモクなどのバラバラになった枝(生きて芽をだしていたり、枯れてるようだったり)多数。
ザリガニはおっきいのがうようよ(でも元気ない)。
車軸藻類は全く見ることができませんでした。
ああ。

底質

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