私の現在の勤務校(千葉県船橋市)の生物実験室前に教材池がありまして、ここにはずいぶん昔から Chara vulgaris というやつが住んでいたそうな。
学校周辺のどこかから持ち込まれたものらしいのですが、多分自生地はすでに消滅しているのでありましょう。
しかし現在は池にも姿は見えず、池の底泥から出てきたというものが生物実験室内で飼われているのみ。
教材池なら水槽と野外の池の中間的な(といってもかなり水槽に近いが)環境、底泥に卵胞子はあるが、藻体は出ていないというのは手賀沼と同じ状態であり、将来テガヌマフラスコモなどを現地で復活させる際の参考になるかも、と思い、底泥から発芽させてみようと考えました。
と、いいましてもとりあえず思いつくのは冬の間、泥を乾燥させておいて春になって水が入ったらあっさり発芽するかもてな淡い期待のみ。
と、おもったら8月末、ミズキンバイも盛りを過ぎたところで2カ所から
Chara vulgaris が出ているのを発見。
ミズキンバイが繁茂してるので水質はそれなりによく、オタマジャクシもいなくなったし、上があいて明るくなったしってことでしょうか。
9月末、3カ所から出てそれなりに繁茂してますが、徐々に糸状藻の魔の手が、、、。