特徴
藻体は50cmに達する。3〜4回分枝。
最終枝は2〜3細胞。第4分射枝が最終枝の時は伸びるが、第5分射枝が最終枝の時は必ず短縮。
卵胞子は褐色で長さ400〜450μm、幅350〜370μm。
らせん縁は顕著だが翼状ではない。卵胞子膜は粒状&焦点を下げると網目状。
全体像。
先端部 基本は2細胞だが3細胞もあった。
1細胞も結構あるが、このように最終枝が脱落した結果だと都合良く解釈。
卵胞子全体像。押しつぶして中のデンプン粒を大体取り除いてある(卵胞子内に約6個残ってる)。
4つ測って長さ約325μm、幅約250μm。図鑑の記述より明らかに小さい。
小さい容器で育てたので発育不全ってことにしたんだけど、あまりに恣意的な解釈か?
卵胞子膜の表面(左)と、ちょっとピントを下げたとこ(右)。粒状&網目状と解釈したんだけど、、、。
2004年に八千代市某所より採集。
2004年には1回分枝で最終枝は1細胞(ちょっと先端の形がヘンだけど)、図体もでかいし、Nitella flexilis(オウフラスコモ or ヒメフラスコモ)で決まりと思っていた。
ところが2005年、新芽がたくさん出てくると、どうやらもっと分枝している。ルーペで最終枝を見るとなんとはっきり2細胞。
小枝の細胞が脱落しやすいそうで、少し古いと一見1回分枝になるようだと判断しまして、アメリカフラスコモ。
しかし、どうも分枝回数が1回足りないし、結構大事な特徴らしい、「第4分射枝が最終枝の時は伸びる」は該当しないような。