特徴
主軸に(複列生の)皮層があるが、小枝にはない(Chara fibrosaの特徴)。
托葉冠は単輪性で、小枝の数の2倍。
托葉冠が長い(1200〜1650マイクロメートル)。
棘細胞(主軸の皮層から出ているとげとげ)も長い(主軸の太さより長い)。
藻体は10センチ以下。
小冠は長く(250〜300マイクロメートル)、上に広がって付く。
雄器と雌器が同じ節に付く。
日本産のChara fibrosa の中で托葉冠が小枝の2倍なのは6種。
そのなかで雄器と雌器が同じ節に付き、苞も発達していて、托葉冠が主軸の径より長くて、藻体は小さく、小冠が長いと、「エリナガ」なんだそうで。
学名、和名とも、「小冠が長いぞー」って感じですが、そうでもないような。
同定間違いってことは無いとは思うが・・・・・。
とりあえず、パッとみると「ケナガ」より背が低く、全身毛深い感じです。
水槽での様子(高さ5〜6cm)
全体像(右の目盛は1mm)
900mLマヨネーズ瓶で培養したら、ずいぶんすっきりと大きくお育ちになって、ケナガっぽくなりました。
生殖器(苞は長いし、小冠も一応長いでしょ)
小冠が「上に広がって付く」感じかと
小枝等の先端は糸を引くように尖ります
小枝等の先端は糸を引くように尖ります
托葉冠を裏から見る
短いのが托葉冠、長いのが小枝、まん中の丸が主軸の断面
小枝1本に付き托葉冠が2本(上の方がちょっとちがうので全部数えると小枝10、托葉冠16だけど)
短いのが托葉冠、長いのが小枝、まん中の丸が主軸の断面
小枝1本に付き托葉冠が2本(上の方がちょっとちがうので全部数えると小枝10、托葉冠16だけど)