(最終更新 2016.8.5)
特徴
主軸に(複列生の)皮層があるが、小枝にはない(Chara fibrosaの特徴)。
托葉冠は単輪性で、小枝の数の2倍。
托葉冠が長い(1200〜1650マイクロメートル)。
棘細胞(主軸の皮層から出ているとげとげ)も長い(主軸の太さより長い)。
藻体は10センチ以下。
小冠は長く(250〜300マイクロメートル)、上に広がって付く。
雄器と雌器が同じ節に付く。
日本産のChara fibrosa の中で托葉冠が小枝の2倍なのは6種。
そのなかで雄器と雌器が同じ節に付き、苞も発達していて、托葉冠が主軸の径より長くて、藻体は小さく、小冠が長いと、「エリナガ」なんだそうで。
学名、和名とも、「小冠が長いぞー」って感じですが、そうでもないような。
同定間違いってことは無いとは思うが・・・・・。
とりあえず、パッとみると「ケナガ」より背が低く、全身毛深い感じです。
2002年の夏、手賀沼第2排水機場のビオトープと曙橋下流の再生池で見ることができました。第2排水機場では手賀沼ビオトープの土を使ったそうです。
群落を最初に見た時、小さめで、もしゃもしゃした印象から、「オトメフラスコモ」だと思いました。近付いて見てみると、ああ「ケナガ」だと。
持ち帰って双眼実体で見たらどうも托葉冠が多い。あらあら。お粗末な。