(最終更新 2017.9.29)
シャジクモ同様、皮層を持たないシャジクモ属だが、シャジクモよりずっと大きく、太く、もろい。生殖器も大きく、鮮やかなオレンジ色で美しい。
それ以外にも、小枝先端の細胞、生殖器の付き方の違いでシャジクモとははっきり区別することができる。
このグループ(C.corallinaの仲間)には素人目にはおなじに見えるものがいくつかあり、玄人的にも全部まとめてcorallinaとするなど、いくつかの考え方があるようです。
とりあえず、托葉冠や苞が「やや退化し、小型」だとオウシャジクモ、
「退化的(全く欠くことも)」だとフシナシシャジクモかオーストラリアシャジクモ
それから
雌雄同体ならオウシャジクモ、フシナシシャジクモ
雌雄異体がオーストラリアシャジクモだとか。
以前の職場にありまして(でどころは総合教育センター(北総のどこかで採集したらしい)とのこと)、托葉冠がカタシャジクモの(退化的と表現される)ものと違い、はっきり「托葉冠でいっ!」って感じで飛び出しているから(雌雄同体か異体かは素人には判断しにくそうだし、こっちのが普通種っぽい名前だし、、、)オウシャジクモと判断したのですが、某専門家に見ていただいたところ、雌雄異体だから(いつまで待っても卵胞子は成熟しないでしょ)オーストラリアでしょうとのこと。
現在の職場の水槽からも生えてきまして(「やっていること」→「車軸藻を飼う」→「車軸藻を飼う(オーストラリアシャジクモ?) 2010年~2013年」を参照)、きっとでどころは一緒だろうから雌でしょと思い込んでいましたがこちらは雄株でした。となると違う場所から来たのかもしれませんが不明です。