主軸と小枝は(三列生の)皮層でおおわれるが、小枝の一番下の節と先端の1〜3節には皮層がない。
托葉冠は小枝の2倍の数で2段に並んでいる。
托葉冠の上段は小枝最下節(皮層がなくて裸)の2〜3倍の長さ。
造精器と生卵器が別々の節につく
(三列性の皮層を持っていて)小枝最下節だけが「はだか」になっているのは「ハダシシャジクモ」か「アメリカシャジクモ」。
その中で造精器と生卵器が同じ節についていると「ハダシシャジクモ」、
造精器と生卵器が同じ小枝にはついているが同じ節にはついていないと「アメリカシャジクモ」ということだそうです。
野外でみた時は、真っ黒くて鬼のようでしたが、培養してみるとその美しいこと。惚れ惚れします。この写真ではそれが表現できていないのが残念。
2002年に手賀川の「ガシャモク再生池」に出て来たもの。
1964年の10種には含まれていません。
「千葉県の保護上重要な植物」(千葉県環境部自然保護課)によると、ハダシシャジクモは印旗沼での記録があるようですが、、、。
環境庁(省)のレッドデータブックでは「絶滅危惧1類」になっています。