今月の理科部? 1999. 11
11.06
昨日の晩と今日で、テガヌマの卵胞子膜の模様をスケッチする。
しかし、ただの創作迷路になってしまった感あり。
やっぱり卵胞子膜は走査電顕かな。
ほとんど無くなっていたイノカシラですが、多少新芽が出て来たような。
卵胞子の発芽実験、やらなきゃいかんなあ。
11.10
5月にじゅん菜池から採集して来たイノカシラ(雌)とシャジクモを入れたまま
放置しておいたプラスチック水槽(藻体はかげも形もない)から、卵胞子を回収。
イノカシラ62個を小さいサンプル管にいれてふた。47個をシャーレに入れる。
シャジクモ12個も小さいサンプル管に入れてふた。シャジクモの卵胞子は
うすい茶色でどう見ても未熟なのだが、4〜5個は先端に破れめがあった。
発芽してる?まさか?
イノカシラの卵胞子は多数が赤茶色で美しい。でもこげちゃのもあるので、
赤茶は単なる未熟?
11.11
昨日の続き。
イノカシラ55個サンプル管に追加(計117個)シャーレには58個追加(計105個)。
シャジクモは4個サンプル管に追加(計16個)。
11.15
11.10に書いたシャジクモの卵胞子は確かに発芽しているようだ。
うーん。色は受精の目安にはならないのか、実はシャジクモじゃないのか?
イノカシラは発芽の気配なし。
11.16
サンプル管のシャジクモ卵胞子をシャーレに出して検鏡する。
3個ははっきりと芽が出ていて、それ以外に(少なくとも)2個が口を開けている。
夏のオトメについでシャジクモの発芽も見られて幸せ。。。
しかし、こんなに発芽されては卵胞子の保存ができないじゃないか!
発芽条件はきびしいんじゃなかったのか!
見ているうちにシャジクモにしてはらせん縁が立派すぎる気がして来た。混乱。
11.17
イノカシラ(サンプル管)37個追加(計154個)
(シャーレ )35個追加(計140個)
シャジクモの卵胞子はシャーレに6個追加(計22個)
チャボの入っていた30センチ水槽(廊下に放置していたもの)を洗う。
11.18
イノカシラ(サンプル管) 9個追加(計163個)
(シャーレ )28個追加(計168個)
シャジクモ 7個追加(計 29個)
生物準備室のイノカシラ雌(水槽名イノカシラまる1)を廊下にだし
照明の蛍光灯を2本に、ヒーターも入れる。これで芽が成長すればしめたもの。
11.19
イノカシラ(サンプル管) 23個追加(計186個)
(シャーレ ) 18個追加(計186個)
11.22
30センチ水槽(チャボをいれたまま廊下に放置されていた)の黒土を先週煮沸して
おいたのだが、これに崩壊した「湯ノ湖まる1」水槽に残っていた
(ヒメ)カタシャジクモを植えてみた。
水槽名を「湯ノ湖まる2」としよう。
シャジクモの原糸体は、先端がふくれて、細胞がふたつみっつ(?)見えて来た。
本に書いてあるのとそっくりだ。オトメとはまた違った風情で面白い。
11.24
イノカシラ(サンプル管) 43個追加(計229個)
(シャーレ ) 35個追加(計221個)
シャジクモ 8個追加(計 37個)
イノカシラ発芽の気配なし。まあオトメの時の再現を狙う方がムシが良すぎるのだが。
11.25
シャジクモの芽生えは先端4細胞が緑になって来た。
11.26
「Yahoo!」の分類間違い問題(うちのページが「くも類」のところに入っている)は
いつの間にか解決していた。無事、「藻類」に分類し直されていた。めでたい。
「湯ノ湖まる2」の藻体はとりあえず生きている。
廊下にあったオトメの水槽の黒土を煮る。シャジクモに使うつもり。
週末の寒波に備えて「オトメまる1」と「手賀沼まる3」(共に水槽の名前)に
ヒーターを設置。
11.29
発芽したシャジクモの原形質流動ビデオ撮り。
まあまあなのが撮れたかなと思ってキャプチャーして見ると、あっさり
20MB超。思いっきり短くして9MB。これじゃwebには使えません。
11.30
動画圧縮のできるソフト(Play it Cool 3.3.5J)を手に入れて再度挑戦。
なんとか1MBは切るようになったものの、きついよなあ。
今アップしているページを全部合わせても1.4MBに届かないのに。
とりあえず今週末にはアップしよう。見てくれる人はいるのだろうか。
先月の理科部?
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