今月の理科部? 1999.
06
6.5
今週は教育実習生が来ている(理科部OB)。
いよいよ「テガヌマ」の資料発送準備。
6.9
オトメとヒメカタの水槽が先週末から澄んできた。
本日、2/3水替え。ビーシュリンプを16匹引き上げる(現在子供が大発生中)。
オトメはなんとか耐えているが、ヒメカタは切れ端が3本と一箇所根っこが残っているところがあるだけ。今後卵胞子捜索に入る。
チャボの芽生えは窓際の水槽のものをのぞいて無くなりつつあるようだ。エビの補食か?
テガヌマも成長が止まって茶色くなりつつあるような気がする。株2の入っている水槽への二酸化炭素の供給を再開。
準備室窓際のオトメの水槽から卵胞子を回収。発芽しているオトメ一個発見。
6.14
6.9の「発芽しているオトメ」はカビのようなものに取り囲まれてしまった。
6.16
株2の入っている水槽への二酸化炭素の供給を停止(水が濁ってきたので)。
代わりにテガヌマの60センチ水槽に二酸化炭素をいれ始める。要注意。
準備室窓際のオトメの水槽の卵胞子を分別。シャジクモ属の卵胞子に2タイプある(ずんどうのものと、小さく、細みのものと)ように思える。小さいのはヒメカタか?
水槽に扇風機を設置(水面に風を当てて蒸発熱で温度を下げる)。夏ですな。
6.19
と、思ったら昨日今日とやけに涼しい。
車軸藻の分類のページをいじる。この間からごちょごちょいじっているが、あんまりかわりばえしないねえ。
6.21
準備室窓際のオトメの水槽の卵胞子を分別。
小さい管びんにシャジクモ類のものとオトメのものにわけている(水に入った状態で)のだが、オトメの管びんの中に緑色の細長いものがみえた。シャーレにだしてみると確かに発芽している。もう分枝が始まっている。分別した時には少なくともはっきりとは原糸体は出していなかったはず。従って、6.16以降に伸び出してきたものである。
分別しているのはとりあえず乾燥した状態で保存しておきたかったからで、発芽されては困るのだ。でも面白いのでいままで分別したオトメの卵胞子はシャーレにぶちまけて様子を見ることにする。発芽した卵胞子は4つ発見された。
6.22
オトメはなんで発芽したのか。管びんに入れたからだとすると酸欠が引き金になっている?それともたまたま?
プラナリアを冷蔵庫内に避難させる。
6.23
シャーレの中からもうひとつ発芽個体を発見。6.21に写真をとった後に行方不明になったものかも知れない。
プラナリア大量死。いきなり冷蔵庫(約7度)に放り込んだのは酷だったか。
オトメとヒメカタの水槽、ヒメカタは切れっ端一つのみ確認。1箇所、根っこが残って矮小化したヒメカタ(らしきもの)が2センチぐらいの長さに生えているところを発見。
6.24
オトメの発芽個体、もうひとつ発見。
卵胞子の分別作業再開。
6.25
オトメの発芽個体、もうひとつ発見(合計7個体)。分別中のバットの中からはいまの所見つかっていない。やはり分別作業によって発芽を促したのか?
6.28
オトメの発芽個体は新しいものはない。
あちこちの水槽でビーシュリンプの勢力が強すぎるようだ。テガヌマ、チャボ、オトメとヒメカタの各水槽からビーシュリンプを間引く。彼等も真夏になると受難の日々なんだけどねえ(去年は水温が30度を超えたあたりでばたばたと死んで「桜エビ」になってしまった)。