今月の理科部? 1999.
05
5.1
じゅん菜池の調査。野外のイノカシラは立派だ。
5.11
水替え等。
殆ど放置してあったテガヌマフラスコモの45センチ水槽
(たしか去年の夏、株1.2を一度抜いてシャッフルしたあとに出てきた、株1と株2のどちらかの切れ端から成長したものと思われる藻体をとりあえず放り込んでおいたもの、藻体に珪藻がびっしりついたりしていたはず)
の土から、新しい藻体と思われるものが一本ずつつんつんと、そしてびっしり出ているのを発見。水槽のガラス面に珪藻がついていて発見が遅れた。明日以降確認する。
5.12
きのうの新しい藻体を土ごと薬さじですくい、双眼実体で観察。
藻体についていた卵胞子から、チャボフラスコモのものと判明。そういえばこの水槽にはチャボも入れたっけ。卵胞子がちょうど破れたばかりのものなどを観察できた。
土の中にテガヌマの卵胞子も確認できたのだが、発芽の気配はない。
水槽を見ると土からつんつんたくさん芽が出ている。
5.14
芽は土の表面から5ミリ〜1センチぐらいに成長した。
窓辺においてある、手賀沼の土の60センチ水槽(去年チャボが繁茂していたが、いまはエビに食い荒らされてほとんど更地、エビのうんこだらけ)からも芽が多数伸びつつあることに気付く(現在1〜2センチ)。少なくとも先週はそんな気配はなかったはず。
おそるべし、チャボ。
イノカシラの水槽ではようやくイノカシラが勢い付いてきた。
テガヌマの水槽はテガヌマがぐんぐん伸びてるし。
いやー、ハイシーズン突入ですな。
あと欠けているのは部員だけ。
5.17
チャボの芽は順調。テガヌマの水槽にも芽生えらしきもの発見。去年手賀沼の土から「フラスコモらしきもの」が見つかったのもこの時期(5/27)。あの時はだいぶ伸びた状態で発見されたので、芽生えは殆ど同じ時かもしれない。
湯の湖の「ヒメカタシャジクモ?」に造精器が付いた。
手賀沼近辺の「ヒメカタシャジクモ?」の卵胞子は熟したものもある。そろそろ土に落ちるかも。しかし水槽の濁りは相変わらずで、藻体も弱ってきているように見える(付着物が多い)。
5.18
きのうのテガヌマの水槽の芽生えをとりだしてみる(2本)。卵胞子が茶色く、テガヌマのものよりひと回り小さい。この水槽にはテガヌマしかいないはずなのに。しかし水替え等で他の水槽のものが混じる可能性は十分ある。
とするとチャボかな?しかし2本中1本は1センチ程度しか伸びていないのにもう五つ又になっている。うーん。とりださないで成長を見守ればよかった。とりあえず水槽に戻しておいたがちゃんと成長するかな。
5.12の「卵胞子がちょうど破れたばかりのもの」をシャーレに入れて放置しておいたのだが、きのう見たらきちんと発芽していた。今日はとりあえず主軸?が3細胞あってグルングルン原形質流動しているのを確認した。まだ白い(ちょっと緑がかってきた)ので原糸体でよいと思う。
5.19
きのうも書いた発芽した卵胞子だが、今日見た限りでは原糸体4細胞、仮根は長いの2本、ごく短いの1本。相変わらずグルングルン。
きのうのテガヌマの水槽の芽生えだが、きのうこの欄を書いてから思い直して、五つ又のものを取り出し、1リットルのビーカーに滅菌した土をひいて、移植した。
チャボより明らかに細いのだが、何だろう。一番可能性のあるのは「シンフラスコモが紛れ込んだ」かな。
5.24
5/18に植えかえた「テガヌマの水槽の芽生え」はほぼ枯れた。残念。
5.29
オトメ&ヒメカタの水槽の濁りは相変わらず。藻体も枯れつつある。
2〜3日前に濾過機を入れたがあまり効果なし。これまでか。卵胞子は出来ているようなので、全部枯れてエビが残体をかたずけたら回収にかかろうか。
チャボの水槽の方は濁りは消えつつあり、代わりにミジンコが増え始めたようだ。
こちらも芽生えがでているが窓際や、もひとつのものにくらべて元気なし。
「部員のいない五月」が終わる。
先月の理科部?
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