2001年01月の日誌
1.09(火)
始業式。
カタシャジクモが、緑も濃く、新芽も元気そう。さすが北方系。
水温約11度(17時)
1.10(水)
地点4のフラスコモの卵胞子膜を顕微鏡で観察。
テガヌマと同様の網目状に見える。やはりフタマタフラスコモか?
テガヌマフラスコモの藻体が全滅状態。60センチ水槽は水を抜いて乾燥、
春に再起を期すことにしている。とりあえず今日は水深10センチ程度にして、
あとは自然に乾燥するのを待つ。
放置していた地点2の水槽からフラスコモが2本出始めている。
90センチ水槽に移したものと同じだろうか?
1.11(木)
地点4のフラスコモの造卵器先端を見る。
小冠細胞の上列は明らかに下列より短い。フタマタでは無い?
チャボフラスコモ、造卵器の中身は白いまま。やはり受精しないようだ。
春からのための栄養補給と、藻体を埋めて仮根部を発達させるために、
上から薄く土をかぶせることにする。今回はどんな土にしようかなあ。
1.12(金)
10日に書いた地点2の水槽、よく見ると4ケ所から芽が出ている。
現地ではどうだろうか。今なら水も少ないだろうし、
もし芽が出ていたら見つけられるのでは?でも寒いから今度にしようか。
うーん。
八日市場の水槽、繊細なフラスコモがいつの間にか伸びている。
生殖器も付けている模様。放っとく方がいいのかな。
1.15(月)
チャボフラスコモの水槽、6分の1程度の区画を残して、1センチ程度の厚みに
土を入れる(土は黒土1、川砂1、赤玉土1の割合、滅菌せず)。
残した区画以外はちょぼちょぼ藻体が顔を出している状態になった。
土を入れた根拠は
その1、昨シーズンは藻体の伸びが悪かったので、土を代えるか補充をしたかった。
どうせならそっくり入れ替えたかったのだが、この夏に植え継いだスペアの水槽
(梅酒ビン)の状態がよろしくないので、植え継ぎは今回はしたくない。
その2、以前、野尻湖でホシツリモを見せていただいた時に、
冬は埋めてしまった方が良いような気がすると聞いているので。
土の配合は、砂と赤玉土のみの水槽だと、よけいなものの生育も遅いけど、
肝心な藻体も成長が悪いようなので、有機物を少し入れると良いかなあ
という発想。
しかしこんな真冬にこういうことをしていいものか?
1.17(水)
湯ノ湖まる1水槽(カタシャジクモ)、植え替え。
別の45センチ水槽に下から黒土約3センチ、赤玉土約1.5センチ、川砂約1.5センチ
の厚さに敷いた。チャボの水槽みたいに3種の土を混ぜなかったのは、
黒土が直接露出していると水中への有機物の過度の溶け出しが気になるため。
その後静かに水を注ぎ入れて、新芽が出つつあるカタシャジクモの仮根部を
2つ植えた。うまく根づくと良いが。
だいたい、なんかいじくると裏目に出る場合が多い。