2000年6月の日誌


6.01
アクセスカウンターがおかしくなったのでリセット。
トップページにスマイリー君のバナーをつける
(つける資格があるのは数ページのみなのだが、、、)。

湯ノ湖まる1水槽の照明を15w1本から2本に変更。
ミルフラスコモ、キヌフラスコモが危機的状況。

6.03
準備室の水槽だなの2段めに蛍光灯をつける(20w2本)
同じのをもう一セットつける予定だったが時間切れ。
オトメまる1とチャボまる1に
「ハイポネックス開花促進液」500倍希釈液(これが洋ラン等の鉢植えへの適正量)
を1cc入れる。水草水槽には開花用の肥料(窒素を含まない)が
いいという話を読んで、珪藻が出にくいのではと勝手に考えて入れてみた。
どうなることやら。

手賀沼の泥地点3の水槽は、数種の草が生えて、綺麗な状態になりそうな気配。

6.06
手賀沼の泥、地点2からフラスコモが出ている(2〜3センチ)
例によって佐野先生に教わるまで気付かなかった。
チャボやテガヌマとは違うように見える。第3のフラスコモか?
ヒドラも沢山いた。プラ水槽ごと準備室中段に移す(裏目に出ないことを祈る)。

6.08
地点2のフラスコモ、とりあえず順調に伸びている。
手賀沼まる3、油断していたら珪藻に飲み込まれそうになって来た。
頻繁な水替えで何とかしのぎたい。
いま一番元気なのはミルまる2のシンフラスコモかな?
(ほんとはこの水槽にシンは居てほしくなかったんだけど)
今の状態ならかなりの人が「きれい」といってくれるのでは。

6.09
地点2のフラスコモ、以前手賀沼で報告されている7種のフラスコモから
第一印象(肉眼とルーペによる観察)で選ぶとしたら、「ナガホノフラスコモ」。
さあ、どうだか。

6月に入るころから、アクセスカウンターの進みが早い(4〜5/日)。

6.12(月)
地点3にはシャジクモと、オトメフラスコモと、芝草みたいな草が生えている。
「芝草」を図鑑で絵合せしてみた。「トリゲモ」の仲間のように見える。
シンまる1水槽が急速に悪化。水は白く濁って、どんどん藻体の高さが低く、
糸状藻が目立つようになっている。
オトメまる1、オオカナダモは元気なのだが、オトメは、、、
新芽が伸びてはいるものの、全体が珪藻に侵されているような。
地点6(田んぼ)ミルらしき物が3本出て来た。よかった。

地点2のフラスコモ、「ナガホノ」より、「フラスコモダマシ」の方が
小枝の様子(細胞数など)が近い?
「ダマシ」といえば、ある部員が見たがってたっけなあ。
ああ、部活は遠くなりにけり。

6.14(水)
今週はクサシャジクモまる1水槽の糸状藻をあらかたとって(月曜日)
オウシャジクモを植えて(火曜日)
イノカシラフラスコモ、ヒメカタシャジクモ?、シャジクモをぶちこむ(水曜日)
という作業をした。これらは5月に総合教育センターで佐野先生が講座を行った時の
余り。オウシャジクモはセンターにあった?出所不詳のもの。
ヒメカタとシャジクモは手賀沼、イノカシラはじゅん菜池から採取。
オウシャジクモはぶっとく、大きく、綺麗だが、もろい。

地点2の水槽にヒドラがたくさんいると思っていたが、コケムシの仲間だった。
地点5の水槽にもいる。

6.19(月)
先週の金曜日の夕方と土曜日午前中、休みをとって大津川流域の田んぼを少し
見にいった。いやあ、シャジクモのいることいること。
さすが水田雑草!でもまだ小さいのが大部分。生殖器もまだ。
これで一ヶ月後にはもう水が無くなっちゃうんだからシャジクモも大変だあ。
でも、やつらにとっては一ヶ月って凄く長いのかも。

新顔のフラスコモは12センチ位に伸びた。種名、ますますわからず

6.20(火)
地点4からフラスコモ属が一本出ているのを発見。3センチ位に成長している。
地点3のシャジクモ属2本のうち、1本はシャジクモではないのでは?と
佐野先生に指摘される。たしかにトゲトゲだけど頭っからシャジクモだと決めて
全然疑ってなかった。見る目がないねえ。

6.21(水)
シンまる1水槽をきれいに洗った。新しく土をいれて昨日のシャジクモ属を
移植するつもり。

6.22(木)
地点2のフラスコモ、でかい。現在長さ17センチ、幅7センチ。
主軸は0.8ミリはありそう(水槽の外から物差で測った)。
野外ではもっとぶっといのでは?
「ダマシ」は図鑑に「藻体は非常に繊細で、主軸は240〜345マイクロメーター」
とある。落選か?
オニフラスコモ Nitella rigidaの仲間の可能性急浮上。
結実枝が出るとかなりはっきりするのか?

地点6の3本の「ミル」のうち1本の小枝の途中に造卵器らしき物が、、、。
「ミル」ではないということだ。シャジクモか?こいつが一番状態がいいのに。
別の1本の小枝先端が分枝しているのを確認。こっちはたぶんミルだろう。

6.26(月)
ミルまる1水槽、2センチぐらいのミルが1本だけ(しかも主軸のみ)だったので
諦めていたのだが、今日見ると、1センチぐらいの(弱々しい)新芽が出ている。
21日のシンまる1に続いて、この水槽もこわすつもりだったのだが、
しばらく様子を見ることに。

手賀沼、地点1の水槽からすっきり1本(まだ分枝していない)、
フラスコモの芽が出ている。太くて、先端が尖り、「チャボ」の雰囲気か?。
これで何も出ていないのは地点5のみとなった。

6.27(火)
チャボまる1、藻体に糸状藻がだいぶついているので、ヒメダカをイノカシラまる3に
追いやって、カイミジンコを10匹程いれた。どうだかねえ。

iCab日本語版のページ、閉鎖(昨日のことらしい)。
この夏いよいよリリース(?)の製品版をめぐるトラブルか?(勝手な推測)。
があ〜〜ん。

6.28(水)
イノカシラまる1の、雌のイノカシラ(1株)をイノカシラまる2(雄が2株)に移植。
去年、今年と非常に成長が悪いための措置。でもイノカシラまる2も状態は悪い。
地点6の「ミル」2株をミルまる1水槽に移す。状態が悪いため(溶けかけてる)。
しかし、ミルが育たなかった水槽に移してどうなるものか。
シンまる1水槽に地点3の「トリゲモ」を一株、根ごと移植。オトメも一緒に入った。

6.29(木)
地点2のでかぶつ、完全に水面につっかえて、横になって、盛んに分枝中。
新芽の色がうすくなって来たのが気掛かり。肥料の添加は現時点では恐い。
地点1のまっすぐ君はいまだに分枝せず。先端に刺状の細胞があるように見える。
ということは「チャボ」の線は消えたか?
これもでかくなりそうなので、禁断の90センチアクリル水槽を持ち出すべきか、悩む。
「禁断の」といっても単に面倒なので今まで使っていないだけだけどね。

6.30(金)
地点3のシャジクモ属、移植。ついでに双眼実体で観察。
とりあえずは「ケナガシャジクモ Chara fibrosa benthamii」に決定。
ほんとかな?
印旗沼で記録があるようなので手賀沼にいてもいいでしょ。

地点2のでかぶつ、造卵器を付けているのを確認。予想に反して、
結実枝と不結実枝が分化していないらしい。となるとオニフラスコモ群もペケ。
こうなったら「アメリカフラスコモ」だあ。
なんて、あたりをつけている時って楽しいねえ。

7.01(土)
手賀沼まる3水槽の水面近くの壁面にプラナリアが群れていた。
淡水水槽に出ることがあるとどこかのページで読んだことはあるが。
詳しく見たいが家から召集がかかっているので本日はここまで。


先月の理科部
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