SuperCardのこと

このページは狭い幅想定やbr連続打ちのままにしておきます(2017.8.追記)

1,発端

私が初めて自分のコンピューターというものを持ったのは
1995年のこと(Macintosh Performa 588)。
ソフトウェアといえば(クラリスワークスと)HyperCard。
半年後ぐらいに、部活動の文化祭での発表を念頭にPerforma 630を買って
HyperCardを使い始めたのでした。
しかし当時はMacといえば「はいぱか」だった?のにその後は凋落の一途。
「ホームページ」を作るようになってからはだんだんいじらなくなっていきました。
(自分で作るならともかく、あの鬱陶しいカラーの扱いは生徒には教えられない
カラーなんぞ使わなきゃいいんだけどさ)

でも(大して使わないくせに)未練たらたらで、
「HyperCardがOSX対応になったら文句無くOSXに移行するけど、
そうでなければつぎに買うコンピュータはバイオとやらかな」などと
ほざいておりました。
そこに舞い込んだニュースがSuperCard 4の登場とOSX対応。
SuperCardはHyperCardの上位ソフトという位置づけで、以前、なぜか
職場に3.6Jがあったのでちょっといじって、「うーん、わけわからん」と
放りだした事があり、まあ、一応お試し版を落として使ってみたのです。
そしたら、、、ずいぶんわかりやすくなっているじゃあありませんか。
しばらく使っているうちに、結局のところパレットを少し整理したり、
多少見た目を変えて使いやすくしただけで、
3.6から大きく変わっているわけでも無いなということも解ってきましたが、
HyperCardが殆ど過去のものになりつつあるので、
「開発環境でござい」とお高く止まっていたSuperCardが
下にシフトしてきたのだなあと感慨深く、つい嬉しくなってしまいました。

インターネット対応、Windows対応に失敗したらしい、
開発元もころころ変わる、日本版が出る当てもなさそうなものに
手を出すことも無いよなあ、どうせならマルチプラットフォームの
Runtime Revolutionとやらのがいいのかな、
でもRunRevはまだ日本語が使えない(SuperCardは一応日本語を扱う
ことはできる)ようだし、してもユニコードだし、などと、
だいぶ迷ったのですが結局、わざわざオンラインでの注文のために
クレジットカードまで作って買ってしまったのでした(約2万円)。

2,買ってから

Undoがない
わかった上で買ったのではありますが、
やはりUndoが使えないのは絵を描く時には致命的。
それ以外にも、やってしまってから「やっぱりだめ」とか、
間違えて操作してしまうことは多いのでUndoは必須だよなあ。
特にHyperCardやSuperCardは「Save」しなくても操作を逐一
記録していってしまうソフトなのでうっとうしいことこの上ない。
なぜ無いの?そういえばSave as...も無いなあ。

ビットマップの拡大表示ができない
だいぶ値段の高い開発者バージョンだとできるの?
HyperCardでは絵をざっと描いてからちまちま直してとかやっていたので。

ボタンが押せない
いろんな種類のボタンがあって嬉しいのですが、なぜか
on mouseUp
 go to next cd
end mouseUp
のようなスクリプトが効かないボタンがあり、???。

透明ボタンがない
いや、あるんですけどアイコンが使えない。
他のボタンにして背景をバックグラウンドと同じにしてなんて事を
しなきゃいけないの?

「タスク」がない(これはまあ、いいんだけどね)
簡単なことはスクリプトを書かなくてもマウス操作でできるようにしてほしいなあ。

テキストのドラッグ&ドロップが出来ない。

てなわけで、シェアウェアじゃないんだから全くもう・・な気持ちでございます。
結局今のSuperCardって以前チラッとだけ出てた「LE版」ってこと?
developer editionにすると違うのかなあ
(だから無駄遣いは止めなさいって言ったじゃない と、うちの奥さんに怒られそう)
でも「日本語ハイパーカード」のように買ったときから永遠に2.3のままってよりは
精神的にいいかな
(最近4.01βが出まして、とにかく開発は今のところ止まっていない)。

(注:英語のソフトを英語の苦手な人間が訳も分からずいじっています。
上の文には重大な事実誤認が含まれているかも。信用しないでね。たわごとだから。)

3,で、どんなソフトなの

カードが積み重なって束になってるってイメージのもので、それぞれのカードには
ボタンなどいろんなオブジェクトを配置して、オブジェクトには
スクリプトを埋め込んで、いろんな動作(一番簡単なのはボタンをクリックすると
他のカードに移動するってやつ)をさせることが出来る。
まあ、HTML+javaスクリプト+Flashムービーなどで構成されるWebページ
のようなものができると思えばいいでしょうか
(ゲームやアプリケーションの開発にも使うのですが、私の使い方は
せいぜいそんなもの)。ならFlash作成ソフトやWebページ作成ソフトを使うのが
一般的だと思うのですが、なんか敷居が高くてねえ
(縮みゆくMacの世界ではその手のソフトはプロ用っぽいのばっかりだからかな)。
あんまりお金をかけずにたりらりらんと紙芝居的なものを作りたいのです
(でも結局くだらないところで苦労しているような
 ならやっぱり今でもHyperCard? とりあえず無料だし、何でもできるしね)。

(2003.2.14)